鉄道各社の線路の修繕、メンテナンス工事や新設工事を行っています。これら工事は、鉄道がある限り仕事が尽きる事無く安定した業種と言えます。また、経験を重ねるほどに資格の取得や知識、技術が養われ、奥が深いものです。当社は、毎日の快適な列車運行を支える公共性の高い責任ある仕事を携わっております。普段、当社が携わっている修繕、メンテナンス工事から主だったものを以下に紹介致します。


軌道整備とは

軌道は、主にレール、マクラギ、バラストの3つで出来ており、列車が走行する事により車両の自重や振動により徐々に線路が下がってしまいます。軌道整備とは、鉄道利用者にとって乗り心地の良い線路状態を保つために行う作業の総称であり、特殊器具を使用して下がった線路を上げて、正常な状態に戻し良い状態を維持することです。


レール交換とは

レールと車輪はともに金属であり、車輪がレール上を転がり・滑りによってともに摩耗します。交換の度合いは、通過トン数(線路を通過する全車両の総重量のこと)、 運転条件(速度、力行、惰行、制動、散水)、摩耗状態等により異なりますが、安全運行には定期的な交換が必要です。レール交換は交換するメートル数により25メートルが定尺レール、25メートルから200メートルが長尺、200メートル以上のロングレールと種類があり、レール自体は全て同じものです。特にロングレール交換は、腕の見せ所でやりがいを感じております。ロングレールの長所は、振動が少ないことや低騒音であることがあげられます。


マクラギ交換とは

マクラギは、レールを支え列車の荷重を道床に分散させる大事な働きがあります。荷重や振動、日々風雨にさらされることにより、経年劣化や損傷が生じます。使用目的によりマクラギも「並マクラギ」「橋マクラギ」「分岐マクラギ」等、材質によっても「木マクラギ」「PCマクラギ」「合成マクラギ」等があります。安全走行と乗り心地の良い線路を作るため交換します。
当社は、枕木グリッパー(バックホーに専用アタッチメントを取付たもの)を所有し、機械化を進め作業効率と作業軽減に努めています。


道床交換とは

レールの下部分、道床には、バラスト(砕石)、コンクリートを用いたものがあります。レールやマクラギを支え荷重を路盤に分布させ振動、騒音を和らげる緩衝材の役割があります。通常、道床厚は250mm以上とされており経年による一定粒度を満たさなくなったものを新砕石と交換します。

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分岐器作業とは

分岐器とは、軌道を2つ以上の軌道に分岐させるための軌道構造を言います。駅構内にありポイントが動き列車を別の線路に移動させる重要な役割を担っています、今は次世代分岐器が多くなりましたが、列車が走っている所はレールで、レール交換と同じく摩耗等により交換が必要になります。


線路切替工事とは

線路切替工事とは普段マクラギ交換や分岐のレールなどを交換したりしていますが、昨今分岐などはグリッドマクラギ化になり全部をまとめて交換する作業です。また、元々分岐が無い所に新設する作業を言います。切替工事と言えば共立建設㈱と言われる程、経験豊富であることは我が社の誇りです。

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