品川切換工事👷(高輪ゲートウェイ駅新設工事)
皆さん、覚えていますでしょうか。電車を使用していない方も、まだ記憶に新しいかと思います。令和元年11月15日~16日に高輪ゲートウェイの工事が行われました。この品川切換工事(高輪ゲートウェイ駅新設工事)に弊社も携わりました。この切換工事のニュースを見た方も多かったと思います。JR東日本史上、山手線を初めて運休にした事も話題になりました。
そこで、この大規模な切換工事を行うまでのお話をしたいと思います。
この工事が始まった目的としては、使用していない車両基地線の撤去し、品川構内を縮小する事です。平成20年度より、始まりました。
まず、同年に横須賀線2面3線化を行い、下記の順番に切換工事を行っていきました。
【第1期】
平成23年09月 第1回線路切換工事 品川駅ホーム10#使用開始
平成24年10月 第2回線路切換工事 品川駅ホーム12#使用開始
平成25年11月 第3回線路切換工事 品川駅ホーム9#10#使用開始、車両基地使用開始
平成26年12月 第4回線路切換工事 品川駅ホーム8#使用開始
平成28年11月 第5回線路切換工事 品川駅客上ホーム6・7#、出発1・2#使用開始
【第2期】
平成30年06月 第1回線路切換工事 京浜南行線路切換
令和01年11月 第2回線路切換工事 京浜・山手3線切換
一番最後の切換がこの前の大規模な切換工事になります。
この切換は、線路切換(通り整正)を行うにあたり、分岐3台の撤去棒線化の作業を行いました。もちろん、切換を行う為に新線3線(1.3km×3線)の新設工事や分岐、横取り作業も行いました。
切換前には、重機の配置や工事の施工方法の検討、実際(プロペラ)の試験施工を行い作業時間の検討、切換工事の準備作業、作業途中の休憩時間や場所、食事等の検討も行いました。切換前の準備をしっかり行った事で、作業もスムーズに出来ました。
切換工事は、大小様々あり、約10年近くこの工事に携わっておりますので、覚えていない事もありますが、大変だった事・やりがいや嬉しかった事のエピソードを書きたいと思います。
まずは、大変だった事😓
品川工事所の仕事を請ける前は、品川出張所の作業が主だった為、重機を使用する作業はそれ程多くなかったのですが、この品川改良工事では、常に重機が動き同時にオペも1~2名従事する為、資格者不足に当初は大変苦労しました。それに伴い、資格者の増員やオペとしての技量等の向上にも力を入れ、人財育成にも繋がる結果となりました。
次に、やりがいや嬉しかった事😊
多分、線路作業に携わっている方なら、みんな同じかと思いますが、時間内の作業が無事に終わり、新しい線路に列車が無事に通過した時が嬉しいというか、感動します。
今回の切換工事をもって、全て切換も終了となりました。これから4月に開業を迎えます高輪ゲートウェイ駅まで、線路切換後のいらなくなった旧線撤去やTCマクラギ化、てん充作業を行っています。無事に開業を迎えられるように、これからも頑張って行きたいと思います。
共立建設㈱安全次長